言語教育プログラム研究会

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「言語教育プログラム可視化テンプレート」の最新版

Ver.3.2をリリースしました(2024年8月19日)。

言語教育プログラム可視化テンプレート Ver. 3.2

The Program Description Template in Language Education (PDTLE) Ver. 3.2

テンプレートの使い方の解説本:
『言語教育プログラムを可視化する ―よりよいプログラム運営のために―』
凡人社(2024年)

「言語教育プログラム可視化テンプレート」とは、言語教育のプログラムを、俯瞰的に全体を捉えようとする「鳥の目」と、 近距離から深く詳細に(かつ複眼的に)見ようとする「虫の目」で観察、記述し、言語教育プログラムの改善に活かそうとするツールです。テンプレートのいろいろな質問に答えていくことにより、プログラムの各側面や全体像を可視化します。国内外の言語学校、大学等の言語教育プログラムだけでなく、自治体やNPO等の運営する地域の言語教室等でも使えます。

【対象】
・プログラムを担当する各教員
・プログラムの運営担当者
・プログラムの経営者、その他関係者
・これから日本語教員になろうという方
・言語教員養成の担当者、現職教員対象の研修担当者
など

【利用目的】 ・プログラム担当者内部での改善のため
・組織内外の関係者との認識の共有のため
・外部の関係者などに自分のプログラムがどのようなものであるかを説明するため
・言語教育プログラムの運営について学び、考えるため
 (これから教員になる方や現職者の研修のツールとして)

さまざまな目的で使えますが、特に「観察・内省⇒認識の共有⇒対話」のツールとして使用してほしいと願っています。

また、日本語教師養成課程でも、『登録日本語教員 実践研修・養成課程コアカリキュラム』の「必須の教育内容 37 項目」に含まれる学習項目「〈21〉日本語教育プログラムの理解と実践」のための教材として利用すれば、早い段階から言語教育プログラムを俯瞰的、そして複眼的に捉える能力の育成に役立つはずです。

Ver.3ではレイアウトが縦型となり、時系列を意識した構造になっています。用語の使い方や細部の質問項目についても大幅に見直しました。2枚目以降の分割シートに記入すると自動的に1枚目に転記され、1枚目はA3で1枚に印刷できるようにレイアウトされています。(A3で印刷できない場合は分割シートをA4で印刷できます。)

なお、このテンプレートはクリエイティブ・コモンズのライセンス表示「CC BY 4.0 国際」に従います。著作権は言語教育プログラム研究会に帰属しますが、許可なく自由に改変して使用できます。ただし、改変した場合はその旨を記してください。

記入例

Version 2 の記入例です。Ver.3の記入例は、『言語教育プログラムを可視化する ―よりよいプログラム運営のために―』をご覧ください。

過去のバージョンのダウンロード

言語教育プログラム可視化テンプレートVer2.41
ver2.2に基づき地域日本語教室用にカスタマイズしたもの。

言語教育プログラム可視化テンプレートVer2.5
ver2.2に基づきビジネス日本語教育用にカスタマイズしたもの。4枚のシートからなり、2枚目以降に記入すると自動的に1枚目の統合シートに反映されるようになっています。 ビジネス日本語研究会(京都、2017年10月28日)でも使用されました。

言語教育プログラム可視化テンプレートVer2.2
一枚のシートに記入できる簡易版。現場の日本語教師・コーディネーターが利用する
最も一般的なバージョン。
大河原2016(2016)_日本語教育学会実践研究フォーラム・スライド
徳永ほか(2016)_日本語教育学会実践研究フォーラム・予稿集原稿

言語教育プログラム可視化テンプレートVer2.3
ver1.3およびver2.2に基づき国際交流基金が派遣前教習参加者用にカスタマイズしたもの。

言語教育プログラム可視化テンプレートVer1.3
20数枚のシートに記入したりリンクを貼るなどしてポートフォリオのように利用する最も長いバージョン。
別名フルバージョン。
札野ほか(2015)