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- オンラインの日本語学術共通テスト「音声版」「文字版」を公開しました。
- 同メンバーによる新しい研究課題「文字・音声の両モードによる日本語語彙知識測定オンラインテストの開発と検証」で、2018年度から新たに３年間、科学研究費（基盤研究Ｃ、研究代表者 佐藤尚子）をいただけることになりました。
- 日本リメディアル教育学会で大会発表優秀賞をいただきました
田島ますみ・佐藤尚子・松下達彦・笹尾洋介・橋本美香（2017）「日本語学術共通語彙知識の発達（義務教育課程と高等教育課程での習得状況の比較）」日本リメディアル教育学会第13回全国大会（日本文理大学、2017年8月23日）
研究の目的
本研究では、日本語の語彙量を用いて、一つのスケールで日本語使用者の日本語能力を測定するテストの開発を目指しています。すでに松下（研究分担者）によって開発されている日本語非母語話者用の語彙量テストを利用し、多様な背景を持つ 日本語使用者の一般語彙に関する語彙量テストの開発を行いました。また、大学の学びに必要な学術語彙及び漢字能力にかかわるテストの開発を行っています。これにより、日本語に関して多様な背景を持つ学習者を対象としたカリキュラムの開発に貢献できると考えています。
本研究のテストの妥当性の検証には、主に、ラッシュ分析を使用します。厳密なラッシュ分析を主基準に妥当性の検証を経て作成された日本語語彙テストは非常に少ないため、日本語教育の分野でのさらなる研究に大きく貢献できるものと考えています。