松下言語学習ラボ

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日本語を読むための語彙量テスト(文字版)Vocabulary Size Test for Reading Japanese (VSTRJ)[Written] Version 2

  • とりあえず上位1万5千語までを測定できる VSTRJ-15Kを公開しますが、上位5万語までを測定できる VSTRJ-50Kも近日中に公開する予定です。(2024年1月15日)
  • 「日本語を読むための語彙量テスト」(VSTRJ)は、日本語を読むための語彙の力を測ることができます。
  • VSTRJ-15Kは上位1万5千語を100語に1語の割合でサンプリングして150問あり、第2言語/外国語として日本語を勉強する人の力を、初級から上級まで測定できます。
  • 時間は50分となっていますが、普通は15分~20分程度で終わります。ただ、40分ぐらいかかる人もいます。初級や上級の人は早く終わりますが、中級の人は時間がかかる傾向があります。
  • 正答数に100をかけると、上位1万5千語の中の語彙量が推定できます。
  • VSTRJ-15K-HA/HBは、VSTRJ-15Kの問題数を半分の75問にしたものです。誤差は大きくなりますが、その分、短い時間で測定できます。
  • 正答数に200をかけると、上位1万5千語の中の語彙量が推定できます。
    *Ver-2-HAとVer.2-HBはほぼ同様の能力を測定していますが、全く同じであることは保証しません。
    *問題をダウンロードして実施してください。問題は頻度の高い語から順に並んでいますが、順序効果を避けるためには、問題の順番をランダムにするほうがいいです。
     特に研究で使用する場合は問題をランダムにしたバージョンを複数作って実施することをお勧めします。(その分、採点や整理は大変になりますが、エクセルシートに回答してもらい、後で頻度順に列ソートするなどすれば、少し楽になります。)

  • 「日本語を読むための語彙量テスト(15K)Ver.2」(VSTRJ-15K Ver.2)
  • 「日本語を読むための語彙量テスト(15K)Ver.2-HA」(VSTRJ-15K Ver.2-HA)
  • 「日本語を読むための語彙量テスト(15K)Ver.2-HB」(VSTRJ-15K Ver.2-HB)
    *なお、これらのテストを研究発表や論文に引用する際は、松下達彦(2024)「日本語を読むための語彙量テスト(バージョン名)」と記載し、URLと最終閲覧日を記載してください。
    また、ランダム化や、問題数を減らすことなど、改変は自由ですが、研究発表の場合は、どのように改変したかを説明したうえで引用してください。

    参考資料:
    Ver.1に関するもの
    松下達彦(2012)予稿集原稿「「日本語を読むための語彙量テスト」の開発」2012年日本語教育国際研究大会(名古屋大学)、2012年8月18日
    松下達彦(2012)ポスター内容1「「日本語を読むための語彙量テスト」の開発」2012年日本語教育国際研究大会(名古屋大学)、2012年8月18日
    松下達彦(2012)ポスター内容2「「日本語を読むための語彙量テスト」の開発」2012年日本語教育国際研究大会(名古屋大学)、2012年8月18日

    漢字変換テスト Kanji Conversion Test (KCT) Version 2

  • 「漢字変換テスト」(KCT)は、文脈に合う漢字を選ぶ力を測ることができます。
  • KCTは常用漢字上位2000字から25字に1字の割合でサンプリングして80問あり、日本語の漢字力を初級から上級まで測定できます。
  • 第2言語/外国語として日本語を勉強する人だけでなく、日本の小中学校で勉強している人の力を測定することもできます。
     旧日本語能力試験の出題基準の割合と小学校、中学校の学年配当の割合も統制してあります。
  • 正答数に25をかけると、上位2,000字の中の変換可能漢字量が推定できます。
    *問題をダウンロードして実施してください。問題は頻度の高い語から順に並んでいますが、順序効果を避けるためには、問題の順番をランダムにするほうがいいです。
     特に研究で使用する場合は問題をランダムにしたバージョンを複数作って実施することをお勧めします。(その分、採点や整理は大変になりますが、エクセルシートに回答してもらい、後で頻度順に列ソートするなどすれば、少し楽になります。)

    「漢字変換テスト Ver.2」(KCT Ver.2)
    *なお、以下のテストを研究発表や論文に引用する際は、松下達彦(2021)「漢字変換テスト Ver.2」と記載し、URLと最終閲覧日を記載してください。
     また、ランダム化や、問題数を減らすことなど、改変は自由ですが、研究発表の場合は、どのように改変したかを説明したうえで引用してください。

    参考資料:
    松下達彦・佐藤尚子・笹尾洋介・田島ますみ・橋本美香(2021)「第二言語としての日本語語彙量と漢字力 ―第一言語と学習期間の影響―」『日本語教育』178、pp.139-153(2021年度日本語教育学会論文賞受賞)(2021年4月25日)

    日本語学術共通語彙テスト(音声版/文字版) Japanese Common Academic Word Test (JCAWT)[Aural/Written] Version 2.5

    *ここではオンラインで受験できますが、近日中に、MS-Word版をダウンロードできるようにする予定です。(2024年1月15日)

    「日本語学術共通語彙テスト」は、日本で勉強をするために必要な基礎的な語彙の力を測ることができます。
    日本語を外国語/第二言語として勉強する人も、母語/第1言語として勉強する人も、語彙力をチェックすることができます。
    音声版」と「文字版」があります。両方受ける人は「音声版」を先に受けて、少し休んでから「文字版」を受けてください。
    結果の画面では日本語を外国語/第二言語として勉強する人が「初級/中級前半/中級後半/上級」のどのレベルか、母語/第1言語として勉強する人が「小学校○年生/中学校○年生/高校生/大学生」のどのレベルか、得点と合わせて表示されます。
      >>日本語学術共通語彙テストの結果診断表(テストの終わりに出てくる診断=「文字版」の結果に基づいたもの)
    このテストは、すでにさまざまなテストデータによって検証・改善(validate)され、一応、完成したものです。
    >>日本語学術共通語彙テスト(音声版)JCAWT Aural >>日本語学術共通語彙テスト(文字版)JCAWT Written
    以下の科研費プロジェクトの助成を受けています。2018年度~2020年度 日本学術振興会 科学研究費 補助金 基盤研究C (研究分担者)「文字・音声の両モードによる日本語語彙知識測定オンラインテストの開発と検証」(佐藤尚子氏、田島ますみ氏、橋本美香氏、笹尾洋介氏と共同、研究代表者:佐藤尚子氏)
    *2020年12月31日19時ごろ、1問の選択肢を微修正し、音声版、文字版ともにVer.2.51としました。

    日本語あなうめテスト JACKET (Japanese Cloze Key Test)

    日本語あなうめテスト JACKET (Japanese Cloze Key Test)では、入力した文章から、あなうめ問題(クローズテスト)を自動で作成することができます。
    穴をあける単位(語/文字/節)、頻度レベル、語種(和語/漢語/外来語)、品詞、文字種などの細かい条件指定が可能です。
    サイト上での編集やダウンロードもできます。
    >>日本語あなうめテスト JACKET

    JaVocab Test 日本語単語力テスト

    日本語を勉強しているみなさんにむけた、日本語単語力をはかるテストです。

    日本語能力試験 N3~N1と 同レベル・同形式の文字・語彙の問題です。
    辞書や本を見たり、人に聞いたりしないで受けてください。
    強いところと弱いところがわかります。

    以下の科研費プロジェクトの助成を受けています。2014年度~2017年度 日本学術振興会 科学研究費 補助金 基盤研究C (研究分担者)「語彙力自動診断テストを組み入れた上級文字・語彙eラーニングシステムの開発」(篠崎大司氏、川村よし子氏と共同、研究代表者:篠崎大司氏)

    >>JaVocab 日本語単語力テスト